アスタキサンチンと食
アスタキサンチンを含む食材
鮭が赤い天然色、アスタキサンチンの王様である事は解りましたが、その他の食材では、イクラ、筋子、オキアミ、エビ、カニ、鯛、キンメダイ、メバル、キンキ、海藻などですが・・あまり膨らみませんね。それだけ希少ということでしょうか?
ちなみに鮭は白身魚、誤解してた方も多いはず。鮭は川で生まれ海に出るまでは身は白く、海に出てオキアミやエビ、海藻のアスタキサンチンを含むガンガン食べ、生まれた川に遡上する頃には白い身が赤みを帯びるくらいアスタキサンチンを溜め込むのです。
まして鮭の卵、イクラ・筋子が赤くなるほど鮭には他とは比べ物にならないアスタキサンチンパワーが溢れてるんですね。
なんで、他の魚のように川でのんびり暮らさずにわざわざ海に行って戻って来るのかは理解できませんが(笑)
イクラと筋子にも親譲りのパワーが!
イクラと筋子は双方ともに鮭(鱒)の卵巣で、鮭の腹から取り出したままのものが生筋子、それを塩漬け等にしたのが一般的な筋子。卵をほぐしバラバラにして味付けしたのがイクラです。栄養価や成分にどちらも大差はありません。
親の鮭に比べてもその栄養価の高さは絶大で、アスタキサンチンの含有率は同等ですが、EPA、DHA、ビタミンDに関しては親をも上回るのです。※アスタリールがアスタキサンチン配合のサプリとしては人気ですね。
一般的に魚卵は血中コレステロールを増加させると言われ、特に筋子が大好きな私もそう思ってました。
ところが、イクラや筋子はその逆の動物実験結果がでているのです。つまり、コレステロールが半分以下に抑えられているのですが、それはEPA、DHAを多く含むからなのです。
赤い卵はアスタキサンチンの赤の象徴。親の鮭同様多大なアスタキサンチンパワーが宿っていて当然なのです。
KNG OF鮭
鮭のアスタキサンチン含有に関してはた鮭。その種類の中で何が優れているのかを欲張って知りたくないですか?
一番多いのは紅鮭です。だって紅鮭ですもんね、赤い身には説得力があります。赤い色が濃い程含有量の多さを表しますから。
特に真っ赤な身になるのはアラスカ産。日本のスーパーの天然物はアラスカ産が多く養殖はチリ産が多いとか。
日本では以前はそんなに好まれなかった紅鮭も今では回転寿しの人気ネタに君臨。産地の北米でも近年は養殖の対等で天然紅鮭は加工品も含め減少してるようですが、これから紅鮭の需要が高まれば復権するかもしれませんね。
(100g中のアスタキサンチン含有量)
紅鮭 2.5?3.5mg
キングサーモン 1.0?2.0mg
銀鮭 0.8?2.0mg
白鮭 0.3?0.8mg
アトランティックサーモン 0.3?0.8mg
とはいえ、これもアスタキサンチンが豊富に含まれる鮭の中の話。
養殖鮭でも十分にアスタキサンチンは含まれていますから安心して下さい。